保育士の労働環境は過酷?適性?|管理者が今すぐできる4つの改善

職場・人間関係

保育士の労働環境について

保育士として働いたことがある方は、仕事量の多さや責任の重さに驚いたこともあるのではないでしょうか。

ここでは保育士の労働環境の実態についてご紹介します。

保育士の仕事は責任が重い

子どもを預かる仕事のため、怪我や事故が起こらないよう常に注意が必要になります。

体調が悪い園児がいる場合、体調の変化や検温の結果などを連絡帳に詳細に記載していかなければなりません。

保育士は子どもと過ごせて楽しいというイメージがあるかもしれませんが、実際は子どもの命を預かる責任の重い仕事です。

休憩時間に休憩が取れない

保育園によって園児のお昼寝中に見守りながら休憩をとるところもあります。

お昼寝の時間は園によって異なりますがおよそ2時間~3時間程度のため、休憩を多く取れると思う方もいるでしょう。

実際は休憩中に昼食をとらなければならなかったり、お昼寝中の園児が起きた場合には対応しなければなりません。他にも連絡帳の記入に追われて休憩を満足に取ることが出来ない場合もあります。

子どもの命を預かるという責任の重い仕事でありながら、休憩が取りづらい職場環境に疲れてしまう保育士も多くいます。

残業が多い・仕事の持ち帰りが発生することも

保育士の労働環境の一つに残業の多さが挙げられます。壁画の製作や製作物の準備など、保育活動や事務以外にも様々な仕事をしなければなりません。

自分の仕事が終わっても他の職員の仕事を手伝わなけばいけないなど職場特有の帰りづらい雰囲気もあります。

残業だけでは間に合わず仕事を持ち帰る職員もおり、家に帰っても休むことができないといったケースもあります。

過酷な労働の割に給料が少ない

保育士の労働環境が社会問題として取り上げられるようになり、給料の少なさに驚いたという声が多く聞かれるようになりました。

命を預かる責任の重さや仕事量の多さに見合う給与が支払われていない、と感じている保育士も多いようで、退職や転職につながる理由の一つにもなっています。

役職が付くようになれば給与も上がりますが、決して良いとは言えない労働環境の中では仕事に対するモチベーションを維持し続けるのは難しいでしょう。

保育士の労働環境を改善する方法

保育士 労働環境

保育士の労働環境を改善するにはどうしたらよいのでしょうか。

ここでは4つのポイントを踏まえてご紹介します。

休憩を必ず取らせる

忙しい場合であっても、休憩は必ず取れるようにしましょう。

最近は休憩室を完備している保育園もあり、保育士がリラックスして働けるよう環境の改善に努めています。休憩は職員の義務になるので、労働基準法違反にならないためにも労働環境をしっかりと整えましょう。

休憩を取ることで、体力の回復や気持ちのリフレッシュにつながり午後の仕事も頑張ることが出来ます。

休憩が満足に取れないと集中力の低下でミスが増えてしまったり、雰囲気の悪い園になってしまう可能性もあります。

職員が心に余裕を持って働けるように、園全体で労働環境の改善を行っていくことが大切です。

保育士の勤務時間・業務量をしっかり管理する

職員の負担を減らすために、個人に対する仕事量を調整することも必要です。

職員によって仕事量の偏りが出ないように調整しながら、勤務時間内に仕事を終わらせることができるようにします。残業をしなくても済むように職員全体で協力することも大切です。

  • 製作の準備は職員全体で手伝う
  • 壁画の装飾は昨年の物などを再利用する
  • 連絡帳や日誌の記入欄を最低限にする 等

様々な工夫を凝らすことで、仕事量の調節を行うことが出来ます。

仕事量を調整することで残業や持ち帰りの仕事も少なくなり、労働環境の改善につなげることができます。

人事評価制度を適切にする

職員の向上心を高めるために、適切な人事評価を行うようにしましょう。職員の自己評価と人事評価に相違がないか、細かくチェックをしていきます。

職員に合わせた具体的な目標を掲示していくことで、次回の人事評価への意欲につながります。

良い働きをしている職員には、しっかりと昇給をすることも大切です。給与が上がる事でプライベートの時間も充実し、さらに仕事に励むことが出来ます。

悩みを相談しやすい環境を作る

保育士の労働環境を改善していくことは簡単な事ではありません。保育園は、社会問題になるような労働環境や人間関係など様々な問題が多いのが現状です。

保育園で働いている保育士の中には、辛い思いを抱えたまま働いている人も多いのではないでしょうか。

労働環境の改善のためにもカウンセラーなどのメンタルサポートを行ったり、定期的な面談を設けるなど職員が相談しやすい場を用意しましょう。職員が生き生きとしている保育園は、雰囲気が良く働きやすい環境が整っています。

労働環境を変えることでよりよい保育の提供にもつながるので、職員の声に耳を傾けるように心掛けましょう。

厚生労働省も労働環境を問題視し、改善の取り組みを行っている

保育園の労働環境について厚生労働省が問題視するようになり、最近では改善への取り組みも行われるようになりました。

厚生労働省が行っている労働環境改善への具体的な取り組み4つをご紹介します。

1.保育士の処遇改善

社会問題として取り上げられることの多い保育士の給与に関するサポートです。
保育所運営費とは別途交付され、保育士の給与改善へと充てられています。

2.施設責任者への研修

保育園の園長や施設責任者に保育士の離職防止につながる雇用管理についての研修を実地しています。
園でも保育士の離職防止につながる取り組みができるよう指導しています。

3.雇用管理の好事例の収集・提供

保育士の定着率が良い保育園の雇用管理の方法について情報を収集します。
また、収集した情報を他の保育園に提供することで、保育士の離職防止につなげています。

4.仕事と家庭の両立支援に取り組む事業所を支援

職員の仕事と子育ての両立支援をしている保育園に対して、支援金を交付しています。

  • 子育て期短時間勤務支援助成金
    就学前までの子どもがいる保育士に短時間勤務制度を設けます。
    実際に制度の利用があった場合には、保育園に対して助成金が交付されます。
  • 中小企業両立支援助成金
    育児休暇を取得した職員の代替要因を確保し、育児休暇後に原職に復帰させた場合に保育園へ助成金が交付されます。

以上の4つの取り組みを通して、保育士の労働環境の改善に努めています。

「保育士確保集中取組キャンペーン」を実勢

保育士確保集中取組キャンペーンでは、全国の自治体と協力して、集中的に保育士の就業促進を行っています。

現場に戻ることに不安のある人も安心して働けるよう、以下の取り組みに力を入れています。

  • 民間保育園の給与を13%(4万1千円)上げる
  • 技能や経験に応じて最大4万円(5千円~4万円)支給※経験は過去のものでも可
  • 職場復帰に不安のある人のために実技研修を実地
  • 就職準備金(上限40万円)や保育料の一部を貸付※保育園に2年間勤務することで免除
  • 保育補助者の増員、事務のICT化、借り上げ宿舎(8万2千円)など勤務環境の改善

他にも保育士確保のためにハローワークや保育士養成学校と連携して就職の斡旋、保育士の就業を呼びかけるリーフレットを配布しています。

保育士資格がありながら、現在保育士として働いていない人が安心して復職できるような取り組みの支援もしています。

まとめ

保育士の労働環境の改善についてご紹介しました。

各保育園だけでなく、厚生労働省でも保育士の労働環境の改善の取り組みを行なっている事が分かります。

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