【保育士向け】良い職場の選び方|表面的な条件で決めるのはNGです
保育士にとって職場選びが大事な理由
数ある保育園の中から自分に合う園を選ぶのはなかなか難しいものです。
今回は保育士が働きやすい職場を見つけるためのポイントについてご紹介します。
職場によって雰囲気が大きく異なる
保育園は、園によって保育方針が違うことが特徴の1つです。
公立の保育園であれば共通の保育方針があるため、園の雰囲気が似ていることも多いでしょう。私立の保育園はそれぞれ保育方針があり、自分に合う職場を見つけやすいです。
保育方針・人間関係・労働環境などのポイントを踏まえ保育園の雰囲気を知ることが大切になります。
ブラックな職場も存在する
保育士として働いたことのある人は、労働環境に対して不満を持ったこともあるのではないでしょうか。
残念ながら、以下のように労働環境が悪い保育園もあります。
- 給与が低い
- サービス残業・持ち帰り業務が当たり前
- 有給休暇や育児休暇を取得できない
- 福利厚生が充実していない
求人情報を確認すれば知ることのできる情報もあるため、事前に確認しておくことが大切です。
面接だけでは良い職場か分からない
転職の際に保育園へ面接に行くことになります。その際に保育方針や労働環境について話すこともあると思います。
しかし、面接だけでは本当に自分に合う職場であるかどうかを知ることは難しいです。
気になる職場があった場合には、面接に行く前に以下のポイントをチェックしましょう。
- 保育園のホームページをチェックする
- 保育園の見学会、説明会などがあれば行ってみる
- 実習の受け入れがあるかどうか確認する
保育方針の再確認し、実際の園の雰囲気を知る事で自分が働いているイメージを持つことができるかどうかも大切です。
おすすめな職場の選び方
転職を考える理由として、キャリアアップやプライベートとの両立など様々なものがあると思います。
自分の目的や希望の条件に合う職場を選ぶためにもチェックしておきたいポイントをご紹介します。
人間関係が良さそうか
転職先の保育園を選ぶ際に、人間関係が良さそうかは重視すべきポイントの1つです。
保育園は人間関係のトラブルが起きること多いです。自分が巻き込まれることもあれば、周囲の人間関係に悩むこともあるため、保育士同士の雰囲気を知る事が大切になります。
保育園の見学や実習に行く機会があれば、以下のポイントをチェックしましょう。
- 保育士同士の挨拶があるか
- 保育士に笑顔が見られるか
- 保育士同士の会話があるか
会話や笑顔がないといった場合であれば、転職先に選ぶことは避けた方がいいでしょう。
労働条件が良くても、人間関係が良くないと心身共に疲れてしまうのでチェックしておきたいポイントです。
園の教育方針は自分に合っているか
「自分の保育観に園の保育方針が合っているか」もチェックしたいポイントです。
保育園には、必ず保育方針があります。例えば、就学に向けた勉強を重視する保育園もあれば、体操など身体を動かすことを保育方針に掲げる保育園もあります。
保育士は自分でどのような保育をしたいのか保育観があるはずです。自分の保育観に合わない保育園では、転職後に考え方の違いでトラブルになることも少なくありません。
保育園の数だけ保育方針があります。園の保育方針を知る事が自分に合う職場を見つけるきっかけになるでしょう。
保育士の勤続年数や離職率はどうか
長く働いている職員が多い保育園は、働きやすい環境であることがわかります。
保育士のように女性が多い職場であれば出産のため、休暇を取得します。産休や育休を取得できる環境や職場復帰できている園は、職員が長く働き続けることのできる環境が整っていると言えます。
他にも保育士の質がバランスの良いものになっているかを確認しましょう。
ベテラン保育士が多い傾向であれば、若手の保育士が働きにくい環境になっている可能性があります。若手の保育士が多いのであれば、離職率の高い職場である可能性があるでしょう。
若手もベテランもバランスよく働いている保育園は、職員が働きやすい環境であると言えるでしょう。
園を実際に見てどう思ったか
最後のポイントは、「保育園の雰囲気」です。雰囲気と聞くと抽象的に感じる人もいるかもしれませんが、転職をするにあたり最も重要なポイントと言えます。
ホームページや求人情報だけでは、実際の園の雰囲気を知ることはできません。いざ転職してみたらイメージと違った、という声も多く聞かれます。
実習を受け入れている園や見学を行っている園もあるため、気になっている園に一度問い合わせてみましょう。
実際に園を見学する際には以下のポイントをチェックしてみましょう。
- 園児や職員の表情が明るいか
- 園長や主任が高圧的でないか
- 園の保育方針に沿った保育を行っているか
- 親しみやすい保育士が多いか
実際に保育園の雰囲気を知ることで、転職後のギャップをなくすことができます。
おすすめしない職場の選び方
数多くの求人がある中で、目移りしてしまう人も多いのではないでしょうか。
転職するにあたり、あまりおすすめしない保育園の選び方についてご紹介します。
家から近いかどうかだけで決める
通勤時間を短縮したいと思う人は多いでしょう。乗り継ぎが多かったり、通勤時間が長いと仕事へのモチベーションにも影響してくるのではないでしょうか。
しかし、「家から保育園が近い」という理由だけで転職先を決めてしまうのは危険です。家から保育園が近いということは、プライベートでも保護者や職場の人と会う可能性があるのです。
仕事とプライベートをしっかりと分けたいという人には向かないでしょう。
給料や福利厚生だけで決める
給料の高い求人や福利厚生が手厚い求人など保育園の数だけ様々な求人があります。特に給料の高い求人は少ないため、見つけたらすぐに応募したくなるものです。
しかし、給与だけで転職先を決めるのはやめた方がいいでしょう。給料の高さに惹かれて転職をしたのに休日出勤手当や残業代が含まれており実際は薄給だった、というケースもあります。
また、福利厚生が魅力的な求人もしっかりとチェックをすることが大切です。
求人情報に記載するだけになっている制度はないか、福利厚生の利用実績はあるか、など給料や福利厚生の実態についてもできる限り確認しておきましょう。
周囲の評判だけで決める
「評判の良い保育園で働きたい」という人も多いのではないでしょうか。知人や転職サイトなどで評判の良い保育園は、働きやすいというイメージもあります。
知人の紹介であれば、安心感があり採用率も高くなるかもしれません。
しかし、どんなに評判の良い保育園でも自分に合わない可能性があることは覚えておきましょう。転職後に保育園の雰囲気や労働環境が自分の希望と違っていた場合、知人の紹介もあるため辞めづらくなってしまうこともあります。
保育園の評判をチェックすることは大切ですが、あくまでも参考程度にし実際に自分の目で保育園の雰囲気などを確認するようにしましょう。
まとめ
保育士の職場の選び方についてご紹介してきました。
ご自身に合った職場(保育園)を探している方は弊サイト「ほいく人財」もご活用ください。相談ベースからの転職サポートを実施しています。
保育士のキャリア、転職に関する悩みを気軽に相談できる場を設けています。
ぜひご活用くださいませ。
お問い合わせ、打ち合わせは無料で行っております!
保育業界で人材を採用してきたことで培ってきたノウハウと、
人材業界で実績を積んできたコンサルタントが丁寧にあなたのお悩みに向き合います。